https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171210-00000001-withnews-sci

駄菓子屋の定番商品である10円ガム。その中でも代表的な「フィリックスガム」(通称:ネコガム)から、
「あたり」「はずれ」の券が消えたと話題になっています。パッケージを開けたときに「あたり」が入っていれば、
もう1個もらえるあの券は本当に無くなったのか? 販売元の丸川製菓(名古屋市)に聞くと、意外な答えが返ってきました。

フィリックスガムとは

フィリックスガムが発売されたのは1962年。当時は5円でしたが、現在は10円で売られています。
パッケージに描かれている黒猫は、アメリカのアニメ「フィリックス・ザ・キャット」のキャラクターです。

「マーブルガム」や「コーラガム」などのヒット商品を持つ丸川製菓の中で、現在も主力商品として売られており、
駄菓子屋では必ずと言っていいほど見かけます。

そんなフィリックスガムから「あたり」「はずれ」の券が消えたと話題になっています。

今月5日にツイッター投稿された画像には、フィリックスガムの正面と側面が写っています。
正面は見慣れた黒猫が描かれていますが、側面にはこんな文字が書かれています。

「本商品には『あたり』『はずれ』券は入っておりません」

この投稿に対して、「それは寂しいですね」「地元はまだ当たり券付きがありました」といったコメントが寄せられ、
リツイートは2万5千、いいねは3万2千を超えています。

丸川製菓に聞きました

券がなくなったのは本当なのか? 丸川製菓の広報担当者に聞くと、意外な答えが返ってきました。

「ときどき聞かれるのですが、そちらの商品は100円ショップのダイソーさんで販売されているものになります。
通常品には今でも券が入っています」

なぜダイソーで売られている商品には券が入っていないのか? その理由についてはこう説明します。

「通常の1個10円という販売方法ではなく、13個入り100円で販売されています。そのうちの1つにあたりが出たとしても、
ダイソーさんでは13個単位で販売しているため、券と商品を交換できないからなんです」

たしかに通常品には「あたりは買ったお店で交かんしてね!」とあり、ダイソーだとバラ売りをしていないため交換できません。

通常品とダイソーで売られている商品のパッケージを比べると、黒猫のポーズは同じですが、
側面の注意書き以外にも違いがあります。気になる方は、ぜひ実物を購入して比べてみてください。