タクシーの運転手を突き飛ばすなどしてけがを負わせ、乗車料金を踏み倒して逃走したとして、警視庁池上署は12日、強盗致傷容疑で、東京都大田区西馬込の会社員、日向端(ひなはた)亮容疑者(26)を逮捕した。「酒を飲んだ後にタクシーに乗った記憶はあるが、暴行したことは覚えていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、9日午前2時45分ごろ、自宅近くの路上で、乗車していたタクシー運転手の男性(62)に起こされたことに腹を立て、男性の頭や顔を数回殴って突き飛ばすなどの暴行を加え、乗車料金1850円を支払わずに逃走したとしている。男性は頭などに10日間のけがを負った。

 同署によると、日向端容疑者は知人らと飲酒した帰りで、JR蒲田駅東口からタクシーに乗車。車のドアに残された指紋や、ドライブレコーダーの映像から日向端容疑者の犯行を特定した。

配信2017.12.12 13:12
産経ニュース
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