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12月13日 15時42分
13日午前、沖縄のアメリカ軍普天間基地に隣接する宜野湾市の小学校のグラウンドに、飛行中のアメリカ軍のヘリコプターから、重さが7キロ余りある窓が落下しました。窓は子どもたちがいた場所からわずか10メートルほどの所に落下し、児童1人が落下により飛んできたものに当たったということで、警察がくわしい状況を調べています。

13日午前10時すぎ、沖縄のアメリカ軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校のグラウンドに、飛行中の普天間基地所属のCH53ヘリコプターの窓が落下しました。

宜野湾市教育委員会によりますと、当時、グラウンドでは2年生と4年生の合わせておよそ50人が体育の授業を受けていて、このうち、4年生の男子児童の左腕に落下により飛んできたものが当たったということです。

教育委員会は当初、児童がけがをしたと見ていましたが、腕を改めて確認するなどした結果、けがではないと判断したということです。

警察によりますと、窓は幅が最大で90センチ、高さが85センチの台形で、重さがおよそ7.7キロありました。

また、落下した場所は、子どもたちがいたところからわずか10メートルほどしか離れていなかったということで、警察は詳しい状況を調べています。

沖縄に駐留するアメリカ海兵隊はコメントを発表し、「午前10時9分にCH53の窓が小学校のグラウンドに落下した。この事態を非常に重く受け止め調査している。安全の確保と場の保全のため、地域の方々には現場に立ち入らないよう求める。非常に残念な事件で、周辺地域に不安に与えたことを謝罪する」としています。

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