https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171213/k10011257441000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

12月13日 17時05分
飛行中のアメリカ軍のヘリコプターから窓が落下した事故を受けて、沖縄県の富川副知事は、県庁に沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長と外務省沖縄事務所の川田司大使を呼んで抗議しました。
この中で富川副知事は「普天間基地の所属機は、この1年間で墜落や不時着などを何度も起こしている。軍の運用を最優先し、安全を軽視する姿勢が招いたもので、県民の不安はこれまでになく高まっている。今回はこれまでとは次元が異なり、生存権が脅かされている」と述べました。

そのうえで、すべてのアメリカ軍機の飛行停止を求めました。

また同席した沖縄県教育委員会の平敷教育長は「子どもに当たっていたらと思うとぞっとする。安全・安心が確保されるべき学校で、こうした事態が起きたことに、私も保護者も強い憤りを感じている。しっかりと対応してほしい」と述べました。

これに対し、中嶋局長は「アメリカ軍に対しては、安全が確認されるまでの飛行停止を求めた。アメリカ軍からは『原因究明をして安全が確認されるまで、飛行させない』と伝えられている」と説明しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171213/K10011257441_1712131653_1712131717_01_02.jpg