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12月13日 19時32分
千葉県が発注した排水路の整備工事をめぐる官製談合事件で、千葉地方検察庁は、入札予定価格などを業者に事前に漏らしたとして、県の土木事務所の前の所長を官製談合防止法違反の罪で起訴しました。

起訴されたのは、千葉県松戸市にある県の東葛飾土木事務所の前の所長、佐藤政弘被告(58)と松戸市の建設会社「岡本組」の元取締役、高松英範被告(74)です。

起訴状によりますと、佐藤前所長は、県が発注した排水路の整備工事の入札予定価格や他社の技術評価点などを、去年6月から8月にかけて高松元取締役に事前に漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪に問われています。
高松元取締役は、これらの情報を元に不正に落札したとして、入札を妨害した罪に問われています。

また、同じ土木事務所の前の維持課長の佐藤好明被告(51)は、入札に関する情報を漏らしていたとして、略式起訴され罰金80万円の略式命令を受けました。

今回の入札では、「岡本組」が予定価格の90.4%に当たる1億1400万円で落札していました