最古の首長竜化石=2億年前、ドイツで発見
2017年12月14日05時21分
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ドイツの約2億500万年前の地層から見つかった最古の首長竜化石(ボン大提供)

 ドイツの約2億500万年前(三畳紀末期)の地層から最古の首長竜の化石が見つかったと、独ボン大とフランス国立自然史博物館、東京大などの研究チームが
13日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。
首長竜は海に生息した爬虫(はちゅう)類で、首が長く、ひれ状の四肢で泳ぐ。これまでは三畳紀の後のジュラ紀に出現したと考えられてきた。

 化石は骨格がよく残り、全長約2.4メートルと推定された。
プレシオサウルス類の新属新種に分類され、学名は地層の時代区分などから「ラエティコサウルス・メルテンシ」と命名された。
骨組織の分析により、体温を比較的高く保ち、早く成長したらしいことが分かった。