日英、ミサイル共同研究へ 「準同盟」の色合い強める
ロンドン=相原亮、下司佳代子2017年12月15日0時18分


 日英両政府は14日、戦闘機に搭載する新型ミサイルの開発に向けた共同研究を具体的に進めることに合意した。
日本政府がミサイルの共同研究をするのは米国以外とでは初めて。
海上自衛隊と英海軍、陸上自衛隊と英陸軍がそれぞれ、初の共同訓練を実施することでも一致。
両国関係は「準同盟」の色合いをさらに強めている。

 ロンドンで同日午後(日本時間同日深夜)、開かれた両国の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の共同声明で、河野太郎外相と小野寺五典防衛相、ジョンソン英外相と
ウィリアムソン英国防相が発表した。

 共同声明では、新型ミサイル「JNAAM」(ジョイント・ニュー・エア・トゥ・エア・ミサイル=共同による新たな空対空ミサイル)の「試作研究」と「発射試験」を
進めることを明記。
「計画が早急に具体化することを期待する」とした。
小野寺氏は会合後の記者会見で、「日英はともに高い技術を有している技術大国。相互補完しつつ協力を深めることができ、大きな意義がある」と述べた。

ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASKDG4FX3KDGUTFK00Q.html