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12月15日 21時00分
15日未明、長野県南部の中川村の県道で、道路脇の斜面の土砂が高さ20メートル、幅10メートルにわたって崩れました。現場のすぐ下ではリニア中央新幹線に関わるトンネルの掘削工事が行われていたということで、JR東海と長野県が原因を詳しく調べています。

長野県の飯田建設事務所によりますと、15日午前3時半ごろ、中川村の県道で、道路沿いの斜面が高さおよそ20メートル、幅およそ10メートルにわたって崩れ、土砂が道路に流れ込みました。

このあと、乗用車1台が道路をふさいでいた土砂にぶつかる事故がありましたが、けが人はいないということです。

この土砂崩れで県道の3.4キロの区間が通行止めとなっていて、建設事務所が土砂の除去作業を進めています。

これを受けて、JR東海は15日夜、飯田市で記者会見し、土砂が崩れた場所の15メートルほど下で、リニア中央新幹線の工事用車両が通行するためのトンネルの掘削工事を行っていたことを明らかにしました。

現場では、土砂崩れが起きる直前まで爆薬を使った発破作業を行っていたということで、JR東海の担当者は「土砂崩れとの因果関係は調査中だが、いち早く復旧し、住民の皆様の理解を得たい」と話しています。

JR東海と長野県で引き続き土砂崩れの原因を詳しく調べています。