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12月22日 4時14分
韓国中部にある商業ビルで21日に発生した火災では、29人が死亡、20人余りがけがをし、火災で発生した有毒ガスのために犠牲者が増えたものと見られています。

韓国中部の地方都市チェチョン(堤川)で、21日午後4時ごろ、スポーツセンターやサウナ、レストランなどが入る8階建ての商業ビルで火災が発生しました。

火と煙はまたたく間に建物全体にまわり、消防によりますと、29人が死亡、20人余りがけがをして病院で手当てを受けています。

火災はビルの駐車場付近で発生したと見られ、犠牲者の多くが駐車場のすぐ上の2階にある女性用サウナで見つかったということです。

韓国のメディアは、犠牲者が増えた理由について、火災によって発生した有毒ガスを吸ったことや、サウナの避難経路が狭く利用者の多くが逃げ遅れたためではないかと伝えています。

火災が起きたチェチョンは、来年2月に冬のオリンピックが開幕するピョンチャン(平昌)から南西におよそ30キロのところにあり、22日に聖火リレーが行われることになっていましたが、火災が原因で中止になりました。

ソウルの日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が火災に巻き込まれたという情報は入っていないということです。