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 風俗店は「温泉」なのか? 九州最大の歓楽街、福岡・中洲などにある一部の風俗店が、地図検索サービスのグーグルマップで、3本の湯気が立つ温泉マークで表示されていた。一般的に温泉マークは風俗店を意味せず、観光関係者や識者からは「適切ではない」との意見が出ていた。グーグルは今月、表示がでないよう修正した。

 11月24日の夜、福岡市博多区の中洲。このエリアをグーグルマップで調べると、地図上に14件の温泉マークが出た。実際に現場を訪ねてみると、ネオンが光る通りの一角に「セクシー」や「ナース」といった言葉が並ぶ風俗店が軒を連ねていた。店に聞くと「知らなかったっす。理由も分からない」との答え。もちろん温泉は出ていない。

 温泉地の大分県別府市では、隣接する市営温泉と風俗店でそれぞれ表示されていた。東京の新宿や渋谷、大阪市、札幌市、名古屋市の繁華街のほか、川崎市、大津市の雄琴(おごと)温泉でも、いくつかの風俗店に店名とともに表示されていた。


グーグルマップで温泉マークが表示されていた店が集中する歓楽街の一角=福岡市博多区中洲1丁目
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