聖徳太子が描かれた旧一万円札の偽札を海外から密輸しようとしたとして、関税法違反(禁制品輸入未遂)容疑で愛知県警に逮捕された同県一宮市の自称解体業の男性(66)について、名古屋地検は不起訴とした。11日付。地検は理由を明らかにしていない。

 男性は昨年7月、ジャケットのポケットに偽の旧一万円札100枚を入れ、ベトナムからフィリピン・マニラ経由で中部国際空港(同県常滑市)に到着。空港の税関で発見され、不正に輸入しようとしたとして県警に逮捕された。地検は同10月、男性を処分保留として釈放していた。

配信2018年1月12日 20時38分
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018011290203859.html