>>750
古代中国に出てくる冒頓単于っていう匈奴の英雄にこんなエピソードがあるな

ある敵対勢力から「友好しようよ?家畜ちょうだい」と言われた。冒頓単于は気前よく与えた。
少し経ったある日、また「奴隷ちょうだい?」と言われた。冒頓単于は気前よく与えた。
そしてさらに後日、今度は「お宅が持ってるあの土地って家畜放牧できない不毛の地だよね?だからちょうだい」と言われた。
これについて家臣たちの意見は分かれた。「あんなとこ渡しても痛くもかゆくもない。それで戦争せずにすむならお得だ」という賛成派と、反対派だ。

冒頓単于は賛成派と反対派を集めて、それぞれ違う場所に立たせた。そして賛成派を皆殺しにして言った。

「領土は国の基礎。一遍たりともくれてやってはいけない!くれたが最後、滅ぼされる!」とね

そして数年後、その敵対勢力を滅ぼした