バーベキュー中にけんかとなった中学時代の同級生を暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた兵庫県西宮市の無職の男(29)の裁判員裁判初公判が16日、神戸地裁(芦高源裁判長)であった。被告の男は「間違いない」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、昨年4月16日夕、芦屋市内のバーベキュー場で、同市業平町の男性=当時(28)=の顔を数回殴るなどの暴行を加え、同月24日夜に死亡させたとされる。

 検察側は「周囲の制止を振り切り、男性が倒れるまで執ように暴行を加えた。男性の落ち度もない」と指摘。弁護側は「亡くなった経緯には偶発性が多い。被告は遺族に謝罪するなど反省している」と述べた。

2018/1/16 12:22
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