http://yomiuri.co.jp/national/20180120-OYT1T50007.html

札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎で19日、外壁に映像を投影する「プロジェクションマッピング(PM)」が始まった。

 自然を敬って生きるアイヌ民族の世界観を始め、シャチやヒグマなど北海道の動植物を描いた映像が映し出されると、集まった観光客たちから歓声が上がっていた。

 同庁舎でのPMは初めて。北海道命名150年を記念して、加森観光(札幌市)が企画した。

 映像は同庁舎正面の壁面全体に投影され、アイヌで集落の守り神とされるシマフクロウが冒頭に登場し、道内の海や川、山を案内していく設定。その先々で出会うシャチやサケ、山の神とされるヒグマ、オオカミ、シカが壁面を駆けめぐる。

 初日の式典で、加森観光の加森公人社長は「北海道の大地の起源を音と光で感じてほしい」と呼びかけた。

 2月25日まで。毎日午後6時半〜同8時半、12分間の映像が10回流される。観覧無料。荒天時は中止。

http://yomiuri.co.jp/photo/20180120/20180120-OYT1I50002-1.jpg