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1月22日 15時27分
タイ南部で、22日朝、買い物客でにぎわう市場で爆発があり、3人が死亡、22人がけがをし、軍は、タイ南部で分離独立を目指すイスラム系の武装勢力によるテロ事件と見て捜査を進めています。

タイ南部のヤラー県で22日午前6時半ころ、市場にある精肉店の前にとめてあったバイクが爆発し、これまでに少なくとも3人が死亡し、22人がけがをしました。
現場は食料品店が並ぶ市場で、犠牲者はいずれも買い物客でした。

軍と警察が現場を調べたところ、バイクにはおよそ20キロの爆弾が仕掛けられ、無線で操作されていたことがわかりました。

今回の爆発について、犯行声明などは出ていませんが、軍は、犯行の手口などから、タイ南部で分離独立を目指すイスラム系の武装勢力によるテロ事件と見て捜査を進めています。

タイ南部のマレーシアとの国境付近では、タイからの分離独立を求めるイスラム系の武装勢力の活動が長年、続いていて、これまでに少なくとも7000人が爆弾テロなどに巻き込まれて犠牲になっています。

バンコクの日本大使館も、今月17日、この地域で、去年10月以降、毎月平均8件のテロが起きているとしたうえで、この地域への渡航を控えるよう呼びかけています。

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