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2月7日 5時32分
経営破綻した旅行会社「てるみくらぶ」の社長らが、銀行からおよそ4億円をだまし取ったなどとして起訴された事件で、社長がみずからの報酬およそ1000万円を自宅などに隠していたことがわかり、警視庁は7日にも、破産法違反の疑いで再逮捕する方針です。

経営破綻した東京・渋谷区の旅行会社「てるみくらぶ」の社長、山田千賀子被告(67)は、偽造した請求書などを銀行に提出し、3億9400万円の融資金をだまし取ったとして詐欺などの罪で起訴され、さらに同様の手口で別の銀行からもおよそ1億5000万円をだまし取った疑いでも逮捕されました。

会社と山田社長は、去年、裁判所に破産を申請し、破産管財人が資産を管理していますが、社長が現金およそ1000万円を隠し持っていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

破産管財人に申告せずに現金を自宅などに保管する一方、債権者集会では「貯蓄はない」と説明していたということです。

警視庁は、破産法違反の疑いで7日にも山田社長を再逮捕する方針で、資産を隠していた詳しいいきさつについても調べることにしています。