家庭で使われなくなって全国から送られてきた約3万体のひな人形を飾る「ビッグひな祭り」が18日、徳島県勝浦町の人形文化交流館で始まった。4月8日まで。

会場中央には高さ約8メートル、25段のピラミッド形ひな壇が展示され、大きさや衣装が異なる色とりどりのひな人形がひしめき合うように並んだ。阿波おどりのグループも現れ、会場を盛り上げた。

地元のNPO法人が町おこしや人形文化の伝承を目的に毎年開催しており、今年で30回目。2016年にはリオデジャネイロ五輪・パラリンピックの会場でも展示しており、20年の東京大会で再度の実現を目指している。

徳島市から家族3人で訪れた公務員、兼田顕好さん(33)は「生後9カ月の長女が生まれて初めての節句で来た。思ったより壮大でびっくりした」と笑顔で話した。〔共同〕

「ビッグひな祭り」で会場を盛り上げる阿波おどりのグループ(18日、徳島県勝浦町)=共同
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2018/2/18 18:44
共同通信
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