http://toyokeizai.net/articles/-/209721?display=b

2018年02月23日
フジテレビ「無念を晴らせ!密着!交通事故鑑定人」取材班

国内の交通事故の発生件数は約50万件。そのうち死亡事故は3000件を超える。警察が事故調査に費やす時間は限られており、事故当事者が死亡したり、目撃者がいなければ、グレーゾーンを残したまま事故を処理せざるを得なかったりすることもある。

こうした現実に、苦しむ人たちがいる。

家族の死に疑問を抱く遺族、被害者でありながら加害者として起訴された事故当事者――。事故の災難に加え、理不尽な賠償金支払いや社会的汚名と戦わなければならないのだ。

また、保険金目当ての偽装事故に巻き込まれ人生を狂わされる人たちも後を絶たない。

限られた物証を手掛かりに交通事故の謎を解明する

そんな人々の悲痛な思いに応えるプロフェッショナルたちがいる。フジテレビ系列で2月25日(日)夜7時57分から放送される「無念を晴らせ!密着!交通事故鑑定人」で取り上げる交通事故鑑定人だ。限られた物証を手掛かりに交通事故の謎を解明するプロフェッショナルである。

関西在住の史子さん(仮名)は母国語であるはずの日本語がカタコトしか話せない。発音は濁り、一言一言を苦しそうに発語する。愛する我が子を交通事故で亡くしたショックが原因だ。

子どもたちが幼い頃に離婚した史子さんは、女手ひとつで2人の息子を育ててきた。つましい暮らしだけど、笑いの絶えない仲の良い3人家族。史子さんを経済的に支えようと仕事を頑張る長男。家事の手伝いを決して欠かさない次男。「2人とも思いやりのある優しい人間に成長してくれた」史子さんは幸せをかみしめる日々だった。

そんな幸せが、ある日、一瞬にして奪われた。
(リンク先に続きあり)