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3月3日 13時48分
日本やアメリカなどおよそ50の国の閣僚などが宇宙探査の方向性を話し合う国際会議に安倍総理大臣はビデオメッセージを寄せ、月面の有人探査などの実現のため各国に協力を呼びかけました。

日本やアメリカ、中国、ロシアなどおよそ50の国や国際組織から閣僚や宇宙機関の代表が集まり、今後の宇宙探査の方向性を話し合う「国際宇宙探査フォーラム」が3日、東京都内で開かれ、安倍総理大臣はビデオメッセージを寄せました。

この中で安倍総理大臣は「宇宙フロンティアは今、衛星通信や地球観測をはじめ、私たちの生活に欠かせない社会インフラを形づくっている。さまざまな国際共同プロジェクトで培った技術力と信頼関係のうえに、国際協力を一層強化すべきだ」と述べました。
そのうえで「ともに月へ、その先へと歩みを進めましょう。皆様とともに国際宇宙新時代に向けた議論を一気に加速させたい」と述べ、月を周回する宇宙ステーションの建設や月面の有人探査の実現のため、各国に協力を呼びかけました。

政府は去年の年末に今後の宇宙政策のスケジュールなどを示す宇宙基本計画の工程表を改訂し、各国が協力して行う月面の有人探査に日本が参加できるよう、ことしから技術面や国際的な協調の在り方を検討する方針を打ち出しています。