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3月6日 4時31分
東京・港区の会社社長が、取引先から化粧品など多額の商品を仕入れたように見せかけて、消費税など2億6000万円余りの還付を不正に受けていたとして、消費税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

逮捕されたのは、東京・港区の化粧品販売会社「ビルダー・ジャパン」の社長、上原智子容疑者(41)です。

東京地検特捜部の調べによりますと、上原社長は、実際には取り引きがないのに、化粧品など多額の商品を仕入れたように見せかけて、うその税務申告をし、おととし6月までの3年間に消費税2億6000万円余りの還付を不正に受けていたとして、消費税法違反などの疑いが持たれています。

消費税は、商品を販売して顧客から受け取った額より、仕入れなどで支払った額が大きければ、差額が還付される仕組みで、上原社長は架空の仕入れを計上し、消費税を実際より多く支払ったように装うことで不正な還付を受けていたということです。

特捜部は、会社の経営実態や不正に得た資金の使いみちなどについて解明を進めることにしています。
特捜部は、上原社長の認否を明らかにしていません。