東京消防庁は23日、特殊詐欺の「受け子」の容疑で逮捕された男性消防士を懲戒免職にするなど、職員6人を懲戒処分にした。

 懲戒免職処分となったのは深川消防署の男性消防士(20)。男性消防士は2月2日、千葉市の70代男性から、息子の代理人を装って現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で千葉県警に現行犯逮捕されていた。「クラブで知り合った男に誘われた」などと話し、容疑を認めているという。

 また、預かった消防少年団の運営費約24万円を私的に使うなど不適切に扱ったとして、多摩消防署の男性消防司令補(42)を停職6月、JR西船橋駅構内で女性のスカート内を盗撮したとして、品川署の男性消防副士長(29)を停職1月とした。2人とも23日付で依願退職した。

 このほか、休憩中の腕相撲で部下を骨折させ、事故を隠すよう虚偽の報告をさせた目黒消防署の男性消防士長(37)など、3人を減給100分の20(1月)の処分とした。

2018.3.23 14:00
産経WEST
http://www.sankei.com/affairs/news/180323/afr1803230031-n1.html