内閣府は23日、若年層を対象とした性暴力被害などの実態調査結果を公表した。それによると、モデルやアイドルにならないかと勧誘を受けたり、アルバイトに応募したりした経験がある人のうち、「聞いていない・同意していない性的行為等」の撮影を要求された人は11.3%だった。このうち46.6%が撮影に応じていた。
 
調査は1〜2月にインターネットで実施。全国の15歳〜39歳の女性約3万人に事前調査を行い、勧誘・応募の経験があると答えた2461人から回答を得た。
 
要求行為の内容を複数回答で尋ねたところ、「水着・下着・衣服の一部または全てを脱いだ状態での撮影」が55.0%で最多。このほか「胸・性器等を触られる様子の撮影」34.9%、「性交の撮影」18.6%などがあった。
 
撮影後、58.9%の人が誰かに相談しており、相談先は「友人・知人」27.4%、「家族や親戚」20.2%、「交際相手」13.7%の順に多かった。公的相談機関や警察に相談した人はいずれも5%前後と低かった。

(2018/03/23-17:05)
時事ドットコム
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