北海道では28日、南から暖かい空気が流れ込んで気温が上がり、札幌管区気象台によると、約100地点で3月の観測史上最高を記録した。知床半島の斜里町ウトロでは7月中旬並みの21.0度まで上昇。道内の3月最高気温を95年ぶりに更新した。これまでの最高は1923年に帯広市で観測した20.3度だった。

 気象台によると、28日午後4時までに88地点で15度以上となり、旭川市では3月の気温としては113年ぶりに15度を上回った。斜里町や大空町、標津町などでは、これまでの3月最高気温を3度以上更新した。

 急速に雪解けも進み、気象台は雪崩や土砂災害などの注意を呼び掛けた。

2018/3/28 19:00
共同通信
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