和紙で作った洋服などの展示会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063298161.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

和紙を加工して糸を作る世界でも珍しい技術を開発した大津市の中小企業が、
28日から京都市内の百貨店でこの糸で作った洋服などの製品の展示即売会を始めました。

京都市下京区の百貨店に設けられた会場には、ワンピースやブラウスといった洋服や
ストールやバッグなどの小物などが並べられています。
これらの製品は、大津市の中小企業「古川与助商店」が開発した和紙を加工して作った糸でできています。

昭和初期に創業したこの会社は、もともと西陣織に使う金や銀の細い糸
「金銀糸」などを作っていましたが、業績の低迷を受けてこれまで培ってきた技術を
和紙に応用して新たなビジネスを始めました。
和紙で作った糸は軽くて通気性に優れているのが特徴で、会場を訪れた人たちは
品物を手にとって手触りなどを確かめていました。

会場を訪れていた50代の女性は、
「試着してみましたが、味があって色合いもとてもすてきです」
と話していました。
会社の河村朱美社長は、
「和紙の糸は汗を吸収してくれるので着心地がさっぱりしている。
綿の生地にはない軽さや涼しさを皆さんに体験してほしい」
と話していました。

この展示即売会は、来月3日まで開かれています。

03/28 16:55