◆台風3号「速度落として停滞モードへ」 フィリピン沖で発達中

フィリピンの東の海上で発達中の台風3号は、速度を落として停滞を続けている。
気象庁の5日後の進路予測によると、今月いっぱいはフィリピン沖をゆっくり進んでいく見込みで、3月中に日本に接近する可能性は低くなった。

29日午前9時現在、台風3号はフィリピンの東の海上で、風速15メートルの強風域をともないながら、ほとんど停滞している。
中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

気象庁によると、このあとも引き続きフィリピン沖に停滞しながら、勢力を発達させ、あす以降は北東に向けてゆっくりと動きだすと予測される。
来月2日には、小笠原諸島の南のマリアナ諸島近海に到達し、そこからは進路を変えて、太平洋を東へ向かって進んでいくものとみられている。

気象衛星ひまわり8号がとらえた台風3号は、中心に渦ができ始めているように見える。
今後も動向を注視したい。

画像:台風3号の進路予測(気象庁)
http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/4/2/24234/1803-00.png
写真:気象観測衛星ひまわり8号がとらえた台風3号(NICT)
http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/4/2/24234/T3.png

ハザードラボ 2018年03月29日 10時19分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24234.html