トランプ米大統領は28日、英国のメイ首相と電話会談し、英国に亡命したロシア軍情報機関の元大佐と娘が神経剤で襲撃された事件を踏まえ、米英両国が「ロシアスパイ網の壊滅」を目指す方針を確認した。

 ホワイトハウスによると、両首脳はロシアの秘密活動を封じ、化学兵器を使った攻撃を今後阻止することについて合意した。

 トランプ政権は26日、事件への対抗措置として、情報機関関係者を含むロシア外交官60人の国外追放を発表した。これに関連し、米国務省のナウアート報道官は28日のツイッターで、米欧などで追放が決まったロシア外交官は計151人に上ることを明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20180329-OYT1T50025.html