水素・燃料電池展(FC EXPO)2016 フランス・パビリオン出展
http://japan.zdnet.com/release/30132804/

すでに数年前からフランスの産業界は、電力の脱炭素化を推進し、環境に対する負荷の少ない持続可能な交通を実現するために
水素が信頼のおけるソリューションとなることを示してきました
フランスは、水素エネルギーと燃料電池分野の研究およびイノベーションを推進する主要な国のひとつです
特にフランス国立科学研究センター(CNRS)とフランス原子力代替エネルギー庁(CEA)が中心となっていますが
革新的な新企業も次々と出現し、世界初の技術を生み出しています

アドヴェンタ社はタンク搭載型の水素貯蔵ソリューション、およびモバイル機器、自動車に適したソリューションを提供する革新的なスタートアップ企業です。

アレバH2Gen社は、アレバ、CETH2(スマートエネルギーの子会社)およびフランス環境・エネルギー管理庁(ADEME)の3者によるジョイントベンチャーです
水と電気から水素を発生させるプロトン交換膜(PEM, Proton Exchange Membrane)による電解装置の製造を目的として創設されました
プロトン交換膜電解装置はもともとは産業利用を目的としていましたが、現在では再生可能エネルギー貯蔵市場へも参入し
燃料自動車や天然ガスネットワーク(「Power-to-Gas」)のために、水素ステーションへの水素供給を行っています

エンジー社は、2015年にエネルギー分野で世界第3位となった企業グループ
個人、自治体、企業向けに高性能で革新的なソリューションを開発しています
特に再生可能エネルギー、エネルギー効率、液化天然ガス、デジタル技術という4つの主要分野で豊富な経験を持っています

CEA(フランス原子力代替エネルギー庁)のリテン(新エネルギー・ナノ素材革新技術研究所)は、エネルギーシフトに役立つ先進技術の開発において重要な役割を果たしています
同研究所は化石エネルギー依存を緩和し、温室効果ガスを削減するための取り組みにおいてEU内でも先駆的な存在です
再生可能エネルギー、エネルギー効率や貯蔵効率、物質合成の3つの分野で活動をしています

マイテック社は斬新なエネルギー貯蔵ソリューションを提案しています
特に自動車搭載用、携帯用、定置用という3つの用途で水素貯蔵ソリューションを提供しています
2014年の世界イノベーション・コンクールで優勝し、品質マネジメントに関する国際規格ISO9001認証を取得した同社は
国際的な規格に準拠し、品質が十分に保証された実用的なソリューションを提供しています
複合容器を使用する圧縮方式貯蔵と金属水素化合物を利用する固化式貯蔵の2種類の技術を有するのは、この企業だけです

グルノーブル・アルプ・メトロポールは、ローヌ・アルプ地方でリヨンに次いで2番目に大きいメトロポール(複数のコミューン(市町村)から構成される行政組織)です
49のコミューンが、合計45万人の住民の日常生活改善という共通の目的のために、連合組織を形成しています
5万ヘクタール以上の生活圏に広がり、地域の整備から住宅整備、経済発展、環境保全、生活環境の改善や
水道・下水施設などの集団的利益にかかわる各種サービスの運営まで、さまざまな分野で質の高いサービスを提供しています

パクシーテック社は、小型燃料電池分野における欧州の主要企業です
同社の小型燃料電池は、ドローンや太陽熱集積器などの装置に直接電力を供給することができます
また、モバイル機器(スマートフォン、GPS、オンボードカメラ、タブレットなど)に電力を供給するUSB充電器付燃料電池も製造しています

レジ社はエポキシ樹脂とポリウレタン樹脂の合成やポリウレタン製品の加工の分野で30年以上の実績がある企業です
配電、電気機器、電子装置、自動車など様々な分野の顧客と取引しています

シンビオフセル社は電気自動車で数100キロメートルの航続距離が可能となる5〜400キロワットの車載用燃料電池システムの組立・開発を行っています
シンビオフセルが自動車メーカーや船舶メーカー向けに製作する燃料電池システムは、電気自動車の航続距離を延長させると同時に
環境に負荷のない持続的交通を実現するためのソリューションを提供します