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4月9日 23時15分
アフガニスタンに駐留するアメリカ軍は、過激派組織IS=イスラミックステートの新たな拠点となっているアフガニスタン北部での空爆によってISの幹部を殺害したと発表しました。

アメリカ軍が発表した声明によりますと、アフガニスタン北部のファリヤーブ州で今月5日に行った空爆によって、ISの地域組織のトップでウズベキスタン人のカリ・ヒクマトゥラー幹部を殺害したとしています。

ISは3年ほど前からパキスタンと国境を接するアフガニスタン東部で勢力を拡大してきましたが、シリアとイラクでISが事実上崩壊した去年ごろからは、北部のファリヤーブ州やジョズジャン州などにまたがる地域にも新たな拠点を築いています。

北部でのISの勢力拡大の背景には、隣接するウズベキスタンをはじめ、シリアやイラクなどからも戦闘員が流れ込んだことがあると見られていて、アメリカ軍やアフガニスタン政府は空爆や掃討作戦の強化でISの勢力拡大を封じ込める狙いがあると見られます。