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南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の近くで、地元研究者らのチームがドローンを使って50以上の新たな地上絵を発見した。米誌ナショナル・ジオグラフィックが10日までに報じた。

 新たに見つかった地上絵の多くは戦士を描いたもので、研究者らはナスカ文化より前の紀元前500〜西暦200年のパラカス文化やトパラ文化に属するとみている。肉眼では見づらく、ドローンを使って初めて確認できたという。

 新たな地上絵が見つかった場所は世界遺産に指定された地区に含まれており、研究者チームはペルー文化省に登録して保護に取り組みたいとしている。他にも地上絵が描かれているとみられる場所が数百カ所あり、さらなる発見にも期待がかかっている。

 ナスカには千以上の地上絵が残されている。雨乞いの儀式と関係があった可能性があるが、描かれた理由は分かっていない。(共同)

2018.4.10 19:55
共同通信
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