愛知県警は10日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で男性を誤認逮捕したと発表した。

 免許証で容疑者と別人と分かり、約3時間後に釈放した。

 薬物銃器対策課によると、50代後半の男の逮捕状を取り、捜査員が名古屋市内の立ち寄り先の店を同日張り込んだ。

 店から出てきた男性が容疑者の写真と似ていたため、捜査員が職務質問。男性は容疑を否認し、一貫して別人だと主張したが、名前は明かさなかった。

 男性が車種と色が容疑者のと同じ車に乗り込もうとしたため、逃亡の恐れがあると判断し、同日午後3時40分ごろ逮捕した。その後、車内にあった免許証で容疑者ではない名古屋市の男性(59)と確認し、同6時半ごろ釈放した。

 捜査員は外見などから男性を容疑者と信じ込んだといい、男性は「突然声を掛けられ、名前を言いたくなくなった」と話しているという。 

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