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4月14日 5時03分
評論家の西部邁さんの自殺を手助けしたとして、逮捕された男の自宅で見つかった粉末から青酸化合物の反応が出ていたことが警視庁への取材でわかりました。この粉末は西部さんがみずから自殺する当日に持ってきて口に含んだものとみられ、警視庁が入手先などを捜査しています。

東京メトロポリタンテレビジョン=「TOKYO MX」の番組担当だった、子会社のディレクター、窪田哲学容疑者(45)と、西部邁さんの知り合いの会社員、青山忠司容疑者(54)は、ことし1月、東京 大田区の多摩川で、西部さんの自殺を手助けしたとして、警視庁に逮捕されました。

これまでの調べによりますと、窪田容疑者は「西部さんが『毒だ』と言って持ってきた粉末を瓶に移し口に入れた」と供述していて、青山容疑者の自宅では毒物の疑いがある粉末が見つかったということです。

この粉末について、青山容疑者は「瓶に入れた以外の残りを自宅に持って帰った」と供述しているということですが、警視庁が詳しく調べたところ、青酸化合物の反応が出ていたことが警視庁への取材でわかりました。

この粉末は西部さんがみずから自殺する当日に持ってきて口に含んだものとみられるということで、警視庁が入手先などを捜査しています。