「海賊版サイトブロッキング」反対声明続々 ISPや婦人団体、与党議員も……橋本岳氏「国会軽視だ」

漫画の海賊版を掲載するサイトのブロッキングを政府がISPに要請する伝えられている問題について、反対声明が相次いでいる。12日には、JAIPAや婦人団体、自民党の橋本岳議員なども、反対する声明を発表した。

 漫画の海賊版を掲載するサイトのブロッキングを、政府がISPに要請する伝えられている問題について、業界団体などから反対声明が相次いでいる。4月12日には、ISPの業界団体・日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)や、婦人団体・全国地域婦人団体連絡協議会、自民党の衆院議員・橋本岳氏などが、声明を発表した。

 報道によると政府は、3つの海賊版サイトを指定し、ISPにブロッキングを要請するとされている。これについて「海賊版サイト対策は手詰まりで、ブロッキングやむなし」という考え方もあれば、「ブロッキングは通信の秘密を侵害する違法な手段で、要請は行うべきではない」との意見もあり、11日以降、後者の立場の業界団体から、声明が続々と発表されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1804/13/news069.html

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 また、自民党の衆院議員・橋本岳氏もブログで懸念を発表。「海賊版サイト対策は検討され実施されるべき」だが、政府が特定Webサイトへの接続をしないことをISPに要請すことは、憲法が禁止する検閲や通信の秘密の侵害に当たる可能性や、実行したISPが電気通信事業法違反に問われる可能性があると指摘する。

 あえて行うならば「新規立法を行う手順を踏むべき」と主張。政府は、立法が行われるまでの間、児童ポルノのブロッキングと同様、刑法上の「緊急避難」を理由に海賊版ブロッキングを行うとも伝えられているが、「児童の人格に対する侵害と、著作権法に基づく財産権の侵害は、同列に扱うべきではない」「それを許せば、今後さらに拡大し得る前例となりかねない」と批判。さらに、政府が提出した法案は必ずしもスケジュール通りに成立すると限らず、「政府が『立法をするからそれまでは緊急避難で』などという表明をすること自体が、立法府たる国会の軽視も甚だしい」と批判している。

 海賊版ブロッキングについて12日、橋本議員が党内の情報通信関係の議員数人に確認したところ「知らない」という反応が大半で、与党対策も不十分だったとし、「政府は、残念ながら与党に対しても本当に軽く考えておられるのだなあと嘆息を禁じえない」と落胆。ブログを通じて意見を表明することで、「世論に対して政府の非を訴えたい」としている。

★1 2018/04/14(土) 12:13:55.45

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