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2018年04月14日 06時00分
 八女茶の魅力、もっと知りたい−。八女市本町の八女農業高で「玉露同好会」の活動が本格化している。女子生徒5人が茶の入れ方を研究するほか、製茶工場見学や茶摘み体験などを通して知識を深め、世界的なブランド展開を目指す八女茶の普及に一役買おうと張り切っている。「他校では聞いたことがない」(八女農)という茶ガールたちの活動をのぞいてみた。

 4月上旬、暑いぐらいの春の陽気の中、八女農高に同好会を訪ねた。喉の渇きを感じていると「どうぞ飲んでください」とメンバーが慣れた手つきで氷出し煎茶を注いでくれた。一口飲むと凝縮された濃厚な茶の味が舌の上にフワッと広がる。「冷たい緑茶はこれから暑くなる季節にぴったりですよ」と部長の大石咲季さんが笑う。

 2015年、国が地域ブランドとして保護する地理的表示(GI)保護制度に八女伝統本玉露が認定されたことを受け、昨年5月に発足した。現在、生活科学科の3年生5人が所属している。

 同好会の最大の目標は年に1度開催され、玉露の味を引き出す技術を競う「全国玉露のうまい淹(い)れ方コンテスト」だ。

 1月にあった福岡県予選にはメンバー3人が同校の実習用もんぺを着用して挑戦。茶の入れ方に自信を持つ愛好家約50人が出場する中、副部長の岡田愛海さんが上位5人による決勝戦まで残る健闘を見せた。

 昨年の大会では予選敗退だっただけに「決勝に残れただけで、うれしい」と岡田さん。大会に向け、八女市在住の元全国王者に茶の入れ方の手ほどきを受けるなど鍛錬を積んで臨んだ成果が出た。
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