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4月19日 21時11分
前橋市教育委員会のシステムが不正なアクセスを受け、小中学生などの個人情報が大量に流出したおそれがある問題で、教育委員会は、新たに2万2000人余りの個人情報が流出した可能性が高いと発表しました。

前橋市教育委員会では、学校のデータなどを管理するシステムが不正なアクセスを受け、去年11月の時点で小中学校などに在籍していたすべての子ども、合わせて2万5000人余りの個人情報が流出したおそれが出ています。

教育委員会は19日に記者会見を開いて、新たに、平成24年度から28年度に小中学校などに在籍していた児童や生徒など、合わせて2万2000人余りの名前や電話番号、それに生年月日や口座番号などの個人情報が流出した可能性が高いと発表しました。

これで、流出したおそれがあるのは、合わせて4万7000人余りに上り、教育委員会では、調査の結果、これ以上の被害は確認できないとしています。

前橋市教育委員会の塩崎政江教育長は会見で、「多くの皆様に心配とご迷惑をおかけし、申し訳ありません。一刻も早く、安全なセキュリティ環境を作っていきたい」と話していました。

教育委員会は、情報が流出したおそれがあるすべての家庭に、今後、文書を送って謝罪することにしています。