◆群馬・太田市、市営バス停留所まで「青パト」で送迎

群馬県太田市は4月から運行を始めた無料市営バスの利用率を高めようと、バスの停留所と自宅近くを車で送迎するサービスを始める。
市内各地に配置している防犯パトロール用の「青パト」を使い、集落の集会所や自宅などと最寄りのバス停を無料で送迎する。

写真:防犯パトロール用の「青パト」を送迎に使う
https://www.nikkei.com/content/pic/20180420/96958A9F889DE0EBE4E7EBE5E3E2E0E2E2E6E0E2E3EA9EE4E2E2E2E2-DSXMZO2965972020042018L60001-PB1-1.jpg

6月をめどに市内の一部で試験的に導入する。
利用者は青パトが配備されている最寄りの行政センターに連絡し、バス停まで送迎してもらう。
相乗りが前提だが、利用者が1人の場合も応じる。

無料市営バスは市が所有するスクールバスの空き時間を使って4系統で運行する。
今のところ利用率は低迷しているが、清水聖義市長は「高齢化社会を迎え、運転免許証を返納しても大丈夫だという安心感を広めるのも行政の役割」と、無料バス事業を続ける考えを示している。

日本経済新聞 2018/4/20 22:10
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29659710Q8A420C1L60000/