◆ひかりの輪に立ち入り検査 公安庁、更新後初めて

公安調査庁は20日、団体規制法に基づき、オウム真理教の後継団体とされる「アレフ」から、教団元幹部の上祐史浩氏(55)が分派、設立した「ひかりの輪」の施設を立ち入り検査した。
公安審査委員会が1月に6回目となる観察処分の更新をして以降、ひかりの輪への立ち入りは初めて。

公安庁によると、ひかりの輪の施設は全国に8カ所あり、今回立ち入り検査したのは、東京都世田谷区にあるひかりの輪の本部。
上祐氏の説法を収録したCDやDVDが保管されていたという。

東京地裁は昨年9月の判決で、松本智津夫死刑囚(63)=教祖名麻原彰晃=への帰依を深めるアレフとは別団体だとして、ひかりの輪の観察処分を取り消し、国が控訴している。
ひかりの輪は1月に観察処分が更新された際、「誠に遺憾で、裁判でその違法性を明らかにしたいと考える」とのコメントを出している。

産経ニュース 2018.4.20 19:16
http://www.sankei.com/affairs/news/180420/afr1804200018-n1.html