和歌山県白浜町の海水浴場で昨年7月、野田孝史容疑者(29)が水難事故に見せかけて妻志帆さん(当時28歳)を殺害したとされる事件で、志帆さんの両親が当初から死亡の経緯について不審を抱いて和歌山県警に説明し、捜査の重要な端緒になったことが分かった。県警は、司法解剖で志帆さんの体内から多量の砂が見つかった状況と併せ、事件性を強く疑って捜査に着手していた。

 捜査関係者によると、野田容疑者が結婚後も他の女性と交際していたことが昨年6月に発覚し、志帆さんは同居を解消。野田容疑者は翌7月に志帆さんと両親に謝罪し、交際女性との関係破棄を約束していた。

 志帆さんはそれから間もない同月18日、野田容疑者に誘われた白浜町の海水浴場でシュノーケリング中に心肺停止状態となり、2日後に死亡した。

 両親は野田容疑者に強い不信感を抱いていたとみられ、志帆さんの死亡後、県警に「(野田容疑者に)女性トラブルがあり、離婚協議中だった」などと説明。「何かおかしい」と死亡の経緯に対する不自然さも口にしたという。

 野田容疑者はペット用品会社に勤めていたが、事件直後の7月末に退職。昨年12月には志帆さんに掛けた生命保険の受け取りに必要な書類を請求していた。県警は志帆さんへの逆恨みと、保険金目的の両面が動機になった可能性があるとみて調べている。【黒川晋史、木原真希】

2018年4月23日 07時30分
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180423/k00/00m/040/131000c

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