名古屋市中区の20代の飲食店経営の男性と連絡が取れなくなっており、愛知県警が5日までに、名古屋市の会社経営の男(30)ら5人を、この男性に対する誘拐容疑で逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。
今年2月以降、男性の足取りは判然とせず、県警は5人が男性の行方について何らかの情報を持っているとみて調べている。

捜査関係者によると、誘拐容疑で逮捕されているのは、20〜30代の男5人。5人は共謀のうえ、2月下旬に男性を呼び出し、暴行を加える目的で名古屋市東区のマンションに連れ去った疑いがある。
県警のこれまでの捜査で、男らが立ち寄った名古屋市内の関係先から、連絡が取れなくなっている男性のものとみられる血痕などが検出された。県警は男性が男らに連れ去られたうえ、暴行を受けた可能性が高いとみている。5人の中には男性と顔見知りもいるという。
事件は、男性の知人女性が2月25日、警察署に相談して発覚。男性はその数日前、女性に「(名古屋市東区へ)人に会いに行ってくる」と伝えたのを最後に、連絡が途絶えているという。

朝日新聞デジタル
2018年4月25日03時01分
https://www.asahi.com/articles/ASL4S6H91L4SOIPE02J.html