東日本高速道路の広瀬博社長は26日の記者会見で、建設中の東京外郭環状道路(外環道)世田谷―練馬について、2020年東京五輪・パラリンピックまでの開通は困難との見通しを示した。広瀬氏は「世界的な難工事で、慎重にやる必要がある」と述べた。完成時期は言及しなかった。

 外環道は都心から約15キロの圏域を環状に結ぶ。世田谷―練馬は関越道、中央道、東名高速の各路線と接続するため、これらの道路を乗り継ぐ際に一般道路を利用する必要がなくなり、渋滞解消に役立つとされている。東京五輪に間に合わない場合、混雑対策に影響が出る可能性もある。

2018/4/26 19:41
共同通信
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