西日本鉄道(福岡市)は11日、グループ会社「西鉄バス北九州」が運行する西鉄天神高速バスターミナル発行橋営業所行きの高速バスが10日夜、九州道の若宮インターチェンジ(IC)付近で誤ってバス停を通過しそうになり、約15メートルにわたってバックで逆走したと発表した。乗客約20人にけがはなかった。

 同社によると、10日午後10時50分ごろ、男性運転手(62)が運転する高速バスがバス停「若宮IC」に向かう側道に入らず、誤って直進。約15メートル先で停車して後進を始め、側道に入る位置まで戻ってバス停へと進んだが、乗降客がいなかったためそのまま通過した。

 11日夜に乗客から苦情の電話があって発覚した。男性運転手は高速道路を逆走したことを会社に報告しておらず、11日は通常業務に就いていたという。

 男性は高速バスの運転歴が10年以上あったという。西鉄バス北九州は、全ての乗務員に面談をするなどして再発防止を図るとしている。【蓬田正志】

https://mainichi.jp/articles/20180512/k00/00m/040/193000c