ゴールデン街で落書きの男 交番に連行も逃走
5月14日 16時54分

落書きの被害が相次いでいる東京・新宿の歌舞伎町にあるゴールデン街で、今月8日、
店舗に落書きをしていた外国人とみられる男が交番に連れて行かれましたが、
警察官が目を離した隙に逃走していたことが警視庁への取材でわかりました。
警視庁は監視に問題があったことを認めたうえで、再発防止に努めるとしています。

警視庁によりますと、今月8日の午前4時ごろ、新宿区歌舞伎町にあるゴールデン街で、
外国人とみられる若い男が店舗のシャッターにスプレーで落書きしているのを
とおりりかかった男性が見つけ、その場で取り押さえました。

男は、最寄りの四谷警察署の花園交番に勤務する警察官に引き渡され、交番に連れて行かれましたが、
警察官が目を離した隙に逃走したということです。
当時、交番には警察官が3人いて、このうちの1人が男を追いかけたものの見失ったということです。

その後、四谷警察署の幹部が被害にあった店舗などの関係者に対し、
当時の経緯について説明したということです。
ゴールデン街では落書きなどの被害が相次いでいて、店の経営者が落書きを消す作業を繰り返し行ってきました。

警視庁は男の行方を捜すとともに、監視に問題があったことを認めたうえで再発防止に努めるとしています。

NHK NEWSWEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011437861000.html
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