http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053204191.html

05月14日 20時34分
去年、奈良県大和郡山市のホテルで職場の同僚だった女性を殺害し、遺体を広島県内の空き家に運んで遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われている38歳の男の裁判員裁判が始まり、男は起訴された内容を認めました。

広島市の無職、染井俊一被告(38)は、去年10月、奈良県大和郡山市のホテルの1室で、職場の同僚で、奈良県斑鳩町の35歳の女性の首を手で絞めて殺害したうえ、遺体を広島県呉市の空き家に車で運び、床下の貯蔵庫に遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われています。

14日から奈良地方裁判所で始まった裁判員裁判で、染井被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「交際していた被害者と別れ話をする中で激高し、殺害した。その後、空き家だった親戚の住宅に運んで遺棄した」と指摘しました。
一方、弁護士は「突発的な犯行で計画性はなく、被告も取り返しのつかないことをしたと深く反省している」と述べ、情状酌量を求めました。
判決は今月17日に言い渡される予定です。