https://www.cnn.co.jp/m/business/35119160.html

2018.05.15 Tue posted at 11:23 JST
ニューヨーク(CNNMoney) 米アメリカン航空は14日、乗客が心を癒やすために精神介助動物を連れて搭乗する場合の規定を改定し、昆虫やヤギやハリネズミの同伴を禁止した。

そうした動物を同伴する場合、これまでは当日の申請も認めていたが、今後は搭乗の48時間前までに書類の提出を義務付ける。

精神介助動物は、不安やうつ、パニック障害といった症状をもつ乗客を癒やしてくれる存在として、一定の条件を満たせば無料で搭乗が許可される。

しかしそうした動物の搭乗はここ数年で急増しており、アメリカン航空によると、サービス動物や介助動物を連れて搭乗する乗客は、2016〜17年にかけて40%以上増えた。

同航空ではこれまでにも、精神介助動物を同伴する乗客には精神衛生専門家の紹介状の提出を義務付けていたが、今後は確認のため、搭乗前にそうした専門家とより厳密に連絡を取る方針。

精神介助動物は常にリードでつないでおくことを義務付け、「攻撃的な行動」を見せた場合には搭乗を断ることもある。

安全あるいは公衆衛生上のリスクを理由に同伴が禁止されるのは、昆虫、ヤギ、ハリネズミ、フェレット、クモ、およびニワトリやタカなど家庭向けのペットとはみなされない鳥類など。

非衛生的な動物や、臭いのある動物も同伴できない。

一方、ミニチュアホースは、サービス動物として訓練されていることを条件として、引き続き搭乗を認める。新規定は7月1日から導入予定。

精神介助動物に関する同様の規定は、デルタ航空やユナイテッド航空も導入している。

過去にはブタを同伴しようとした例も
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