http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20180515/5030000653.html

05月15日 17時49分
全国的にタコが値上がりする中、西海市でたこつぼ漁が始まり、生きのいいタコが次々と水揚げされていました。

五島灘に面した西海市の大瀬戸町漁協では毎年、大型連休明けから夏ごろにかけてたこつぼを使ったタコ漁が行われています。

15日も昼すぎから漁協の港に、たこつぼを引き上げ終えた漁船が帰ってきて、次々と生きのいいマダコを水揚げしていました。

大瀬戸町漁協によりますと、ことしのマダコの卸売りの価格は、去年と比べて1キロあたり100円から150円ほど、率にして10%ほど高く取り引きされているということです。

日本の主な輸入先のアフリカ産のタコの不漁で、供給量が減るなどしていて、国産のタコの価格にも影響が出ているということです。

漁業者の平場孝さん(60)は「値段が上がるのはいいことです。ことしは頑張らないといけないですね」と話していました。

漁協では、タコを新鮮なまま浜ゆでして出荷もしていますが、原料の値上がりに合わせて1割ほどの値上げが必要になるとしています。

大瀬戸町漁協の堤裕亮参事は「値上がりは加工する側にとっては良くないですが、ふるさと納税の返礼品や首都圏への出荷を増やして、売り上げを伸ばしていきたいです」と話していました。