原発が終わる理由を解説しよう
日本の電気代はこれまで産業向けと民生・国民向けとで
単価に差があった。産業向けは単価が安く、民生向けは
単価が高くしてあった。電力の消費量が産業向けが圧倒
的に多い。それでも売上高は民生向けのほうが多い。
つまり民生の利益で産業の安い価格設定を支えていたのだ。
この構造が国民各世帯が太陽光発電を始めると完全に崩れ
てしまう。国民から電気代をとって産業に安い電気を供給
することは将来できなくなるのだ。産業向けも自立して安
い電力を供給するしかないのである。原発でそれが可能だ
ろうか?古い原発は確かに初期投資が回収されている。
しかし新設原発はコストを安くすることは不可能なのである
つまり産業のために安い電力を供給するには風力や太陽光
しかないのだ。