http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063720341.html

05月17日 17時15分
ことし1月、大津市の老人ホームで、同僚の女性をわいせつ目的で連れ去ろうとし、車に連れ込もうとした際にけがをさせたとして、わいせつ略取未遂などの罪に問われている男の初公判が大津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。

京都市左京区の無職、新庄宏之被告(49)は、ことし1月、当時勤務していた大津市の有料老人ホームで出勤してきた同僚の20代の女性をわいせつ目的で連れ去ろうとし、両手で抱えて引っ張るなどの暴行を加えたうえ持っていた爪やすりを押しつけ、けがをさせたなどとして、わいせつ目的略取未遂と傷害の罪に問われています。

大津地方裁判所で開かれた17日の初公判で、新庄被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
このあと検察は「被告はあらかじめ手錠やガムテープなどを購入したうえで犯行に及んだ。被害者の個人情報を聞き出そうとするなど、好意を抱いていた」などと指摘しました。
一方、弁護側は「手錠などは今回の事件のために用意したものでない。犯行当初からけがをさせるつもりはなかった」と主張しました。