沖縄県保健医療部は23日、新たな麻疹(はしか)患者は確認されなかったと発表した。16〜22日の7日連続で患者が出ていない。県内で4年ぶりの感染が3月下旬に確認されてから患者は計99人で、そのうち97人は回復したとみられる。

はしかは潜伏期間が10〜14日ほどと長く、感染が確認されるまでさらに数日かかる。ゴールデンウイーク中の影響について、同部の糸数公保健衛生統括監は「新たなウイルスが持ち込まれて感染拡大しないかと警戒していたが、そうはならなかった」との認識を示した。

4月1日〜5月21日までに県内の薬品卸業者から医療機関などに出されたワクチンは約6万本。県内の薬品卸業者が抱えているワクチンの在庫は、21日時点で約1万3500本。

県観光振興課によると、はしかが理由とみられる旅行のキャンセル数は23日時点で5450人になった。

(琉球新報)

2018年5月24日
http://mainichi.jp/articles/20180524/rky/00m/040/006000c