http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024850901.html

05月27日 19時21分
国内有数のスルメイカ漁の拠点である能登町の小木港で、イカ釣り漁船の出港を前に、スルメイカをPRする催しが開かれました。

「イカす会」と名付けられたこの催しは、特産のスルメイカのPRなどを目的に県漁協小木支所などが中型イカ釣り漁船が漁に出発する前の毎年この時期に開いています。
会場の小木港では、水揚げされたばかりのスルメイカ約1400匹が用意され、子どもたちが水槽で釣りをしたり、プールでつかみ取りをしたりして楽しんでいました。

金沢市から来た小学4年生の女の子は「イカにかまれるかと思い少し怖かったですが、つかみ取りは楽しかったです。来年も絶対に連れて来て欲しいです」と話していました。
県漁協小木支所によりますと、中型イカ釣り漁船による小木港でのスルメイカの水揚げ量は、昨年度は北朝鮮による違法操業などの影響で約3400トンと過去最低だったということです。

中型イカ釣り漁船は、来月上旬に出港しますが、漁師たちにはことしも北朝鮮漁船の違法操業が漁の妨げになるのではないかという不安があるということです。
中型イカ釣り漁船、「第十八興洋丸」の持平祐治船長は「出漁に向けて気持ちが高ぶっていますが、北朝鮮の漁船への不安もあります。
政府には厳しい取り締まりの実施を願います」と話していました。