http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3086503831.html

05月26日 12時41分
御嶽山の9合目にある岐阜県側の山小屋が6月1日に今シーズンの営業を始めるのを前に、26日、ヘリコプターで食料などが運び込まれました。

4年前に噴火した御嶽山は去年8月、噴火警戒レベルが「活火山であることに留意」の「1」に引き下げられました。
6合目の下呂市のヘリポートでは、山小屋で使う薪や灯油、それに食料や飲み物などあわせて4.5トンの荷物が頑丈なネットに包まれて用意され、26日朝、岐阜県側の9合目にある「市営五の池小屋」へ向けてヘリコプターで運び出されました。

標高約2800メートルのところにある宿泊施設を備えた「五の池小屋」は積雪の多い冬の間は閉鎖され、6月1日から今シーズンの営業を始めます。

登山客などに提供する食料は10月までの営業期間中、毎月1回、ヘリコプターでまとめて輸送されることになっていて、26日はヘリコプター1機で8往復して1時間ほどかけて運び込まれました。
「五の池小屋」のスタッフ、山本雄高さんは「御嶽山はこれから新緑がきれいになり高山植物も楽しめるので、多くの人に山の自然に触れてほしい」と話していました。