25日に震度5強の地震があった長野県北部の栄村は、2011年の東日本大震災の翌日に震度6強の地震が発生したことでも知られる。
専門家は「『3・12』の地震と似ている」と指摘するが、東日本、そして首都圏にも連動する恐れはないのか。

 25日午後9時13分ごろに栄村で起きた地震の震源地は長野県北部で、11年の地震とかなり近い場所だった。
震源の深さは6キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・2と推定される。

 夕刊フジでコラム「警戒せよ」を毎週木曜に連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀教授は
「今回の栄村の地震は日本で2番目の活断層『糸魚川−静岡線』と、東は長野から熊本、鹿児島まで伸びる日本最大の
『中央構造線活断層』が交差する地域で発生したもので、11年の東日本大震災の翌日に起きた地震と似ている。活断層が活発化している証拠だ」とみる。

 首都圏への影響について島村氏は「『中央構造線活断層』が長野より東側に延びているかはまだ分かっておらず、
今後は首都圏でもこの断層による地震が起こる可能性はある」と解説する。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180528/soc1805280011-n1.html